「いじり」と「いじめ」の違い
ひどい言葉で人を傷つけ、集団で一人の子を貶める行為は「いじめ」
強い攻撃性が表面的には現れない軽い嫌がらせは「いじり」
いじる側は、仲間の誰かをからかったり馬鹿にしたりすることで、自分の優位性を感じることができる。
そのため本人は無意識でやっていることが多く、「冗談で言っているだけ」と思い込んでる。
いじられる側もいじられキャラを演じることで、そのグループ内での自分の役割、居場所を認識することができる。
そのため多くの場合、「自分は笑われることで、みんなに話題を提供している」と思い込んでいるが、心の底では「このキャラをやめたら、グループ内での存在価値がなくなってしまうかもしれない」という不安も抱えている。
【いじられキャラから脱出したい気持ちを抑圧していると?】
無理に「いじられキャラ」を演じていると、ストレスから心身や行動に強い影響が現れてしまう。
食欲低下、不眠、体調悪化、仕事や学校などの日常生活が困難になる、さらに悪化してしまうと自傷行為や家庭内暴力、動物虐待などエスカレートしてしまうかもしれない。
【いじりを受けている被害者の気持ち・嫌だと言えない理由】
いじられている側にとって素直な気持ちを伝えることは、とても勇気のいること。
自分の居場所を失ってしまうことを恐れてしまうから、「いじられながらも仲間でいられる安心感」を選択してしまう。
とはいえ、プライドが傷つくような扱いを受け続けると、自己肯定感を保てなくなってしまう。
「されたら嫌なこと」はいじめ!
「いじり」も「いじめ」の一つ!
まず前提として、「いじめ」と「いじり」の行為の本質は同じだと認識すること。
・他者を尊重する
・相手の気持ちを察する
・「自分がされたら嫌」と感じることはしない
これが人間関係の原則。
いじる側の「冗談のつもり」という理由は通用しない。
いじられている側は、周囲に合わせるために「本当は不快だ」という素直な気持ちを抑圧している可能性がある。
確かに嫌だなぁ~...と思いつつ雰囲気を悪くしたくないから笑ってごまかしたり自虐ネタ言ったりしちゃう。
意外とストレスフルっぽい 笑
ストレス発散させねばッッ(; ・`д・´)